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監督・脚本:アンジェイ・ズラウスキー
出演:イザベル・アジャーニ サム・ニール H・ベネント マルギット・カルステンセン

ストーリー:数年間の単身赴任を終え、西ドイツの近郊都市に戻ってきたマルク(サム・ニール)は妻アンナ(イザベル・アジャーニ)の態度の変化に驚愕する。
やがて夜な夜な家を後にするようになったアンナは、結婚生活や母親業から逃れたいこと、そして愛人の存在を夫に告げるのだった。
ハインリッヒ(ハインツ・ベネント)という男の存在を知ったマルクは彼のもとを訪ねるが、実はアンナにはハインリッヒの他にも男がいるらしかった。
思いあまったマルクは私立探偵を雇い妻を尾行させるが、いつしか彼は連絡を断ってしまう。
一方アンナは、日々ヒステリックに狂気の度を増してゆく。
そんなある日マルクは、息子ボブ(ミシェル・ホーベン)の小学校の担任教師ヘレン(I・アジャーニ=二役)の訪問をうけ、アンナとの生活に疲れ切った彼は、妻とよく似たヘレンに甘えるように身体を重ねるのだった。
ますます不可解な行動をとるようになってゆくアンナ。
現実を歪める彼女の妄想から妻を救い出すため、マルクはアンナに憑衣した魔物と対峙する決意を抱くのだが……
posse

感想:
イザベル・アジャーニ主演のポゼッションを長年観たいと思いながら観れずにいたので、思い切って鑑賞する。

この作品は決してホラー映画ではないのに、ホラー映画として分類されることがしばしばある。
電気カッターナイフで自らの首を切り付けたり、奇怪なヌメヌメした化け物・・・。

でも、一番怖いのは主演のアジャーニの演技である。
もう演技を超えて、完全に悪魔憑きの状態である。
無人の地下鉄の歩道で見せる演技にはもう唖然。
ここまでやるか・・・。
牛乳と歩道の汚水にまみれ、のた打ち回る様は、観ていて恐怖を感じずにいられない。
作品に対してではなく、アジャーニと言う女優に対して・・・。

この作品は万人向けではない。
多くの人は鑑賞し終わった後に洪水のように疑問が飛び交う作品であろう。


いったいあの化け物は何だったのか?
何故死んだ人が再び現れてきたのか?
幻想か現実か?

その他多くの疑問を残して映画はラストを迎える。

私も自分なりに解釈してみようと試みたが、途中であきらめてしまった。
元々この作品は、ポーランドの悲劇的な歴史を象徴的にポーランド出身の監督アンジェイ・ズラウスキーが表現しているとされる作品であり、ポーランドの歴史的知識が乏しい我々には理解しがたい作品である。
はっきり言って、非常に後味が悪い作品であった。

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山の郵便配達 - 1999年 ストーリー:中国・湖南省西部の山間地帯。車も容易に通れないこの地域にて、徒歩で郵便配達の仕事を続けてきた初老の男(トン・ルゥジュン)が足を患い、息子(リィウ・イェ)が仕事を引き継ぐことに。しかし父は息子の初仕事に同行し、それを自分の最後の務めとしようとする…。 感想:実に奥深い作品です。父演ずる トン・ルゥジュンのきめ細かく、観る者にその表情だけで気持ちがひしひしとこちらに伝わってきました。 親子と言えども郵便配達人の父は、ほとんど家におらず、それ故双方とも互いを理解していません。息子は一度も「とうさん」と父を呼んだこともなく、いつも父親に捨てられた如くの気持ちを抱いていました。 そんな二人が、この仕事を引き継ぐ為の旅によって互いを理解し、親子の情を深めて行く過程は、実に自然な描写であり、素朴な感動が伝わってきます。 近年を舞台にした作品ですが、日本において郵便配達人が徒歩で、それも崖をロープで登ったりと過酷な仕事ぶりは全く想像もつかないと思います。息子も始めて父の仕事を理解し、過去に感じていたさまざまな父への反発が、そのとき全く誤解だったことに気付くのでした。 父は口数か少なく、あえて言い訳もせず、語らないけれども、旅のさまざまな場面で、今まで知りえなかった父の自分への思いを感じていきます。 この作品も、過酷だけれど素朴な自然がとても美しい作品です。そして静かな余韻を残す作品でもあります。これも中国映画の名作のひとつだと思います。チャン・イーモウの「初恋の来た道」が好きな方にはおすすめです。これはラブ・ロマンスではなく、親子の情愛を描いたロード・ムービーでありますが、上記の作品と同様、中国の田舎を舞台にした作品で、素晴らしい映像美に溢れています。またひとつ素晴らしい作品にめぐり合い、満足な気分に浸れました。
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初恋の来た道 - 2003 中国/アメリカ
監督:チャン・イーモウ
cast:チャン・ツィイー

ストーリー:
父の死で帰省した青年が、母と父のなれそめを追想していく。若き日の母=18歳の少女デイ(チャン・ツィイー)は、村にやってきた小学校教師チャンユーに一目ぼれ。以後、彼女はせっせと彼のために弁当を作り続けていくが…。


久々に映画の原点に帰って、しみじみと感動できる作品を鑑賞しました。
悲しいのではなくて、感動の涙を流せる貴重な作品です。

美しく、旅情的な音楽、広大な中国の自然、チャンツィの可憐さ、何か忘れかけていたものをふと思い出すような作品でした。

父が死んで、田舎に戻ってきた息子は、母が父を昔の風習のように棺おけを担いで街から彼らの住む村まで連れて帰りたいといいます。
父の棺おけにかぶせる布を機織機で織る母。
そんな面倒なことはしなくても買えばいいし、棺も車で運べば時間もかからないのにと思う息子。

そして時は遡って、母と父の出会いの物語が始まります。

いったいこの世でどのくらいの夫婦が、この世の別れを前にして、彼女と同じような気持ちを抱く人たちがいるのだろうかと考えてしまいました。

現実問題、その場では悲しくても、保険金を前に晴れ晴れした気持ちになる妻が多いことも事実です。
彼女にとって、夫はかけがえのない存在で、すべてでした。
出会いから別れまで、その気持ちが一時も揺らぐことなく、初恋のあの気持ちをいつも抱いていたのでした。
出会いから、彼が死を迎える直前まで、一日も休まず彼の授業の朗読を聴き、その声にときめき、老いて尚、その気持ちが揺らぐことがなかったのです。

素晴らしい愛の物語でした。
これは涙なくして観る事ができない名作だと思います。


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